愛媛観光案内!松山の歴史探放記

この道20年!松山ボランティア観光ガイドが松山のおすすめスポットと裏話を発信します!

松山観光ガイドその21~四国名城松山城(5)太鼓櫓(たいこやぐら)~

松山観光ボランティアガイド江藤です。

前回の記事はこちら

ehimehistory.hatenablog.com

 

5.太鼓櫓(たいこやぐら)

見上げると櫓が見えますが太鼓櫓といいます。

 

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昔はこの2階の窓を開けて6:00,12:00,18;00に太鼓をたたいて城下に時を知らせていました。

昔は街中でも静かだったんですね。街中聞こえていたそうです。

でも一番の目的は敵が攻めてきたときに部下を呼び集める目的の太鼓だったんですね。

一度も使ったことはありませんでしたが。

この櫓の下で道はUターンしていますね。

敵が攻めてきた時に、敵方からすれば最短距離で天守閣に行きたい訳ですが、

この道をまっすぐ行くと下に落ちるような造りになっています。

敵は止む無くUターンせざるを得ない訳で、これで勢いを弱められるといいます。

このようにいくつもの敵に対する仕掛けががあります。

 

チョンミョンソク先生の箴言

 

全知全能なる神様は いつも炎のような目で 

人間を見つめるとおっしゃった。

だからその対象である人間が話すか、探すかしたら、

すぐに分かって通じる。

 

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次回記事

松山観光ガイドその22~四国名城松山城(6)展望台~

ehimehistory.hatenablog.com

 

松山観光ガイドその20~四国名城松山城(4)大手門跡~

松山観光ボランティアガイド江藤です。

前回の記事はこちら

 

ehimehistory.hatenablog.com

 

4.大手門跡

この場所から見上げる天守閣がビューポイントの1番目です。石垣の一番奥に見えているのが天守閣です。先程の子規の句「松山や 秋より高き 天主閣」もここから見ればなるほどと感じられると思います。

 

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実はここにも門がありましたがいつの時代か焼けてしまい、設計図も焼けちゃって復元できずにいます。

大手門はそのお城の玄関という意味があり、じつはここが玄関なんです。

 

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お殿様はここから麓におりた所に二の丸というお殿様のお住まいがあり、毎日ここを通勤なさっていました。

歩いてか、お籠でかは定かでありませんが、登ってこられ最初にはいる門が大手門ということになりました。

今はこの二の丸は二の丸庭園と呼ばれ恋人の聖地ともいわれていますが、ここから10~15分でいけますよ。

 

チョンミョンソク先生の箴言

 

どんなことでも「適時」にやってこそ問題が解決できる。

大きいことでも、小さいことでも「適時」にやって

問題を解決したことが本当に大きい。

 

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松山観光ガイド番外編~松山城と陽光桜~

 

松山観光ボランティアガイド江藤です。

 

 前回記事はこちら

ehimehistory.hatenablog.com

 

ここで一息。

 

揚木戸門跡付近に咲く「陽光桜(ヨウコウザクラ)」をしばしご覧ください。

 

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陽光桜(ヨウコウザクラ)は「里桜」の天城吉野(アマギヨシノ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交配によって作出されました。

作者は愛媛県の高岡正明さんです。
元教師だった高岡さんは、送り出した教え子たちが戦場に散ったことを悼む鎮魂の旅に出た沖縄で寒緋桜(カンヒザクラ)と出会い、この桜が生まれることにつながったといいいます。
改良25年にして作出された陽光桜(ヨウコウザクラ)を、作者は「平和のシンボル」として各地に贈り続けました。

 

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チョンミョンソク先生の箴言

 

戦後70年

世界は一つ 地球は一つ 真理も一つ

 

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松山観光ガイドその19~四国名城松山城(3)揚木戸門(あげきどもん)跡~

松山観光ボランティアガイド江藤です。

前回記事はこちら

ehimehistory.hatenablog.com

 

松山城の記事はこちらから

 

ehimehistory.hatenablog.com

 

  3.揚木戸門跡

最初の石垣にやってきました。

ここの部分の石垣は高さが17mあって誰も登ったことがないと言われていますが、

有名な司馬遼太郎の「坂の上の雲」には松山出身の秋山真之正岡子規はお城が遊び場だったようで、この石垣を登ったとも書かれています。

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ここの部分の石垣は最も荒い造りの石垣で大きな石の回りに小さい石をはめ込んで作られています。

これからお城に上がっていくに従って石垣の作りや表情が変わっていきますので注目です。

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この石垣の下には地面から石がのぞいていますが、これを捨て石と呼んでいます。

しかしただ捨ててあるのではなく、この石も働いているのです。

この石は石垣がずれてこないように止める働きを受け持って今も働いているのです。

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揚木戸門跡にきましたがこの門はいつの時代か焼けてしまって設計図もなくて復元出来ていません。

ここの部分の石垣が白くなっていますが、上を見ると排水口が見えます。400年間雨水が流れ落ちているため変色しましたが、石垣自体は全く傷んでいません。

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城郭づくりの技術がすごかったことが分かります。

 

チョンミョンソク先生の箴言

 

仕事を早くやってしまって休もうとしたら疲れてしまう。

働きながら少しずつ休む人は、たくさん休みながら行なうので疲れない。

 

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松山観光ガイドその18~四国名城松山城(2)長者ヶ平~

松山観光ボランティアガイド江藤です。

前回の記事はこちらです。 

ehimehistory.hatenablog.com

 

  1. 長者ヶ平

ロープウェーの終点駅がある広場を長者が平と呼んでいます。

ここには、俳句の街松山にちなんだ案内板があり、松山出身の俳人の名前や俳句ポストで応募された観光客の方の優秀作が張り出されています。

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俳句ポストは街中の至る所に設置されていてぜひあなたも応募してみて下さい。

また、ここには正岡子規の俳句を彫り込んだ句碑があり、これもポストになっています。

この句碑には秋の松山城を17文字で詠んだ子規のすばらしい句が彫り込んであります。

「松山や 秋より高き 天主閣」という句ですが私は松山城を絵にした名句に感じます。

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チョンミョンソク先生の箴言

 

貴重な天然記念物の木も、植物も、動物も、人間も、一度死んだら終わる。

だから「貴重に管理」しなければならない。

 

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次回記事

 松山観光ガイドその19~四国名城松山城(3)~

ehimehistory.hatenablog.com

 

松山観光ガイドその17~四国名城松山城(1)登山道~

四国松山にようおいでくださいました。

松山市公認のボランティアガイド江藤隆吉と申します。

これから四国名城松山城をご案内いたします。

初めての方はこちらからどうぞ。

ehimehistory.hatenablog.com

 

 

  1. 登城道

松山城松山市の中央に位置し、高さ130mの山の上にあって松山市内のどこからでもその雄姿を見ることができます。

その城山に登っていきますが、登城道に並行してロープウェーとリフトで登ることができますが、今日は歩いて登ります。

今登っている道を東雲口登城道といいますが、その昔築城のときはここから資材を運び上げたと言われています。

現在は鬱蒼とした自然林の中を鳥の声を聞きながら、登りましょう。

松山市民もよくこの道を森林浴をしながら散歩する人が多くいます。

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チョンミョンソク先生の箴言

 

もう少しだけやれば「完全」になる。

もう少しできなくて「夢」が壊れ、ものごとを駄目にする。

もう少しだけやれば「今まで作ったものの全体」が全て輝くようにする。

 

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次回記事はこちらです

 松山観光ガイドその18~四国名城松山城(2)長者ヶ平~

ehimehistory.hatenablog.com

 

 

松山観光ガイド番外編~松山市観光俳句ポスト~

松山観光ボランティアガイド江藤です。

 

『俳句に親しみ、俳句を楽しみ、俳句を愛するまち松山』

 

今回は松山市観光俳句ポスト」をご紹介します。

 

平成28年12月現在で、松山市内には92か所に松山市観光俳句ポストが設置されています。

 

松山市観光俳句ポストは、昭和41年に子規・漱石・極堂聖誕百年祭の記念事業の一つとして観光俳句を募集し、好評を得ました。

 

そこで、昭和43年5月に松山城長者ヶ平へ第一号の松山市観光俳句ポストを設置し、年々数を増やし、現在は主要観光地や道後温泉のホテル・旅館、路面電車や四国八十八ヵ寺など、90か所以上に設置しています。

 

道後温泉駅前広場にも・・・

 

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商店街にも・・・

 

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路面電車の中にも・・・

 

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松山市内をぜひ探してみてください。

 

そして平成22年からは、小説『坂の上の雲』ゆかりの県外の都市にも10か所以上設置しています。

 

これだけではなく、何と!平成24年4月、ベルギー・ブリュッセル市に海外では初となる松山市観光俳句ポストが設置されました。

 

また、平成25年11月には、松山市との姉妹都市提携25周年を迎えたドイツ・フライブルク市にも松山市観光俳句ポストを寄贈しています。

 

私が観光ガイドをする際には、必ずお客様に俳句の宿題を出しています。

 

是非、松山に来た記念に俳句を一句詠んでいかれてはいかがでしょうか?

 

チョンミョンソク先生の箴言

 

完全に作られる前、「過程の中」では苦労だ。

各自苦労しないで苦痛なく生きるためには、

苦労しても早く<自分>も作り、<環境>も作りなさい。

 

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