「絵手紙」そして「箴言」との出会い
松山観光ボランティアガイド江藤です。
初めての方はこちらもどうぞ
ここまで私のガイドを聞いて下さり、ありがとうございます。
松山の魅力が伝わりましたら幸いです。
さて、今回は私が「絵手紙」と「箴言」に出会った経緯をお話したいと思います。
私は絵を描いたという体験は、小学生のころに写生をしたという記憶はありますが、
それ以来うん十年絵を描くということは全くありませんでした。
そして私は長年工場勤務をしてきましたが定年退職になり、それまで毎日忙しく働いていたのが、全く時間を持て余すという事態になりました。
私はそのころ二人の偉大な先生に出会いました。私の人生を一変したと言ってもいいくらいの衝撃を受けた大きな先生です。お一人は絵手紙の先生でお二人目は韓国のキリスト教の先生です。この二人の先生に出会ってからまた私は忙しくなりました。
丁度そのころ、絵手紙がブームになりかけていましたので、私も興味を持っていましたが、なかなか取り組むところまで行けずにいました。たまたまその時、絵手紙の創始者の小池邦夫先生の個展が松山三越で開催されたんですね。この小池邦夫先生は松山出身の方で東京にいらっしゃいますが、今では全国にその組織ができています。
私も出掛けて行ってこの本を買ったんですが、丁度その日小池先生が三越に来られていてお会いすることができたんですね。そして先生にたずねたんですが、「どうしたら絵手紙を上手に書けるようになりますか。どのような練習をすればいいんですか」と伺いました。
その時先生の答えは「上手に書かなくていいんです。下手でいい。下手がいいんです。
そして、誰かに習わなくても自分の絵を書きなさい。絵手紙をもらった人が、差出人を見なくてもああこの絵手紙は江藤さんから来たんだとすぐ分かってもらえるような
そのような絵を書いて下さい。」とおっしゃいました。
私はこの小池先生のこの言葉を聞いてから、自分流の絵手紙と色紙絵を書き始めました。もうそれから18年になりますが、絵手紙、色紙絵をそれぞれ400枚以上書きました。 今では毎週1枚ずつのペースで絵手紙か色紙絵を書いています。
この小池先生が私にとって第一番目の偉大な先生です。
また、お二人目の韓国の先生に出会ったのも18年前のことですが、体は大きくないのですが、大きなでっかい先生でした。
この先生が現代版の箴言を沢山与えて下さっていますが、このような箴言集を出しておられます。私はクリスチャンなので聖書をよく読みますが、その聖書に箴言が出てきます。箴言というのは、私たちが人生を生きていく上での指針とか道しるべと言えるものですが、この箴言を色紙絵に書いて皆さんに見ていただいています。
私たちが山に登るとき要所要所に道しるべがあって、あっちに行ったら危険ですよ、こっちに行けば安全に頂上に行けますよと案内してくれています。
人生という山登りにおいても、あっちに行ったら危険で転落しますよ、こっちの道を行けば苦労しても頂上の天国に行けますよと箴言で示しています。その箴言を沢山書いて下さっているのが鄭明析(チョンミョンソク)先生で私の二人目のおおきな偉大な先生です。
このお二人の偉大な先生に出会ったので、私はそれから絵と箴言をコラボして私の作品にして、今日まで走ってくることができました。
そして、このコラボ作品の展示会を2008年から毎年1回ずつ、松山市のふれあいギャラリーで開催して来ました。
「天使の梯子(はしご)展」と称したこの展示会も、2017年で10周年を迎えます。
天使の梯子とは、聖書の創世記28章12節に由来するもので、ヤコブが夢の中で、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上にのび、そこを天使が上り下りしているのを見ました。
ヤコブはそのとき、人生の極的な不安と恐れと孤独の中にいましたが、神様がヤコブに将来栄えることを約束し、祝福してくださいました。
作品を見て下さる方々が、チョンミョンソク先生の箴言から力を受け、夢と希望と展望を抱いて頂きたいという思いで続けてきました。
過去の展示会の様子です。
また、不定期ではありますが「絵手紙教室」も開催し、多くの方々に絵手紙に触れて頂く機会を作っています。
2017年は10周年記念ですが、今年も9月21日(木)~26日(火) 10時~18時 で開催が決定しています。
入場は無料ですので、ぜひお立ち寄り頂ければ幸いです。