松山観光ガイドその19~四国名城松山城(3)揚木戸門(あげきどもん)跡~
松山観光ボランティアガイド江藤です。
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3.揚木戸門跡
最初の石垣にやってきました。
ここの部分の石垣は高さが17mあって誰も登ったことがないと言われていますが、
有名な司馬遼太郎の「坂の上の雲」には松山出身の秋山真之や正岡子規はお城が遊び場だったようで、この石垣を登ったとも書かれています。
ここの部分の石垣は最も荒い造りの石垣で大きな石の回りに小さい石をはめ込んで作られています。
これからお城に上がっていくに従って石垣の作りや表情が変わっていきますので注目です。
この石垣の下には地面から石がのぞいていますが、これを捨て石と呼んでいます。
しかしただ捨ててあるのではなく、この石も働いているのです。
この石は石垣がずれてこないように止める働きを受け持って今も働いているのです。
揚木戸門跡にきましたがこの門はいつの時代か焼けてしまって設計図もなくて復元出来ていません。
ここの部分の石垣が白くなっていますが、上を見ると排水口が見えます。400年間雨水が流れ落ちているため変色しましたが、石垣自体は全く傷んでいません。
城郭づくりの技術がすごかったことが分かります。
チョンミョンソク先生の箴言
仕事を早くやってしまって休もうとしたら疲れてしまう。
働きながら少しずつ休む人は、たくさん休みながら行なうので疲れない。