松山観光ガイドその25~四国名城松山城(9)井戸~
松山観光ボランティアガイド江藤です。
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9.井戸
太鼓門からすぐに本丸広場に出ます。
ここの大きな松の下がった枝の先端に天守閣が見えるこの構図がビューポイントの2番目になります。
すぐ右手に古い井戸が見えます。
この井戸は直径が2mですが深さが44mあると言われています。
ビルの高さに換算すると11~12階位の高さから水を汲んでいたことになります。
この広場は海抜132mの高いところにありますが、それにしても400年前よくもまあ44mも掘ったものですよね。
今でも44mも掘る工事は大工事になりますが、400年前そのような技術があったのでしょうか。
そこで私なりに調べてみたんですが、この井戸は掘ったんではないことが解りました。
もともとこの天守を作る前この山は2つの峯があってこの辺は谷だったんです。
天守を作るためにこの2つの山を削ってこの谷を埋め、上を平らにして天守を作ったんです。
その谷を埋めるとき谷の一番底の部分に小さな泉があり、その泉の回りに石垣積んで周りを埋めていくのを繰り返し最上部まで石垣を積んでこの井戸ができました。
底の泉が残ったんですね。今でも水があると言われています。
チョンミョンソク先生の箴言
心臓、腎臓、肝臓、胃腸、脳、目の中、耳の中、口の中、
全て神様は「顔」に劣らないように、美しく神秘的に創造しておかれた。
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