松山観光ガイドその46~俳句甲子園~
松山観光ボランティアガイド江藤です。
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観光ではありませんが、毎年8月に松山で行われているイベントをご紹介したいと思います。
「俳句甲子園」は、松山市で毎年8月に開催されている、高校生を対象とした俳句コンクール「全国高校俳句選手権大会」です。
松山が正岡子規や高浜虚子など著名な俳人の出身地であることから、これにあやかって1998年に始まったものです。
全国各地で地方予選があり、予選を勝ち抜いた高校生たちが松山で開かれる全国大会に集まってきます。
一般の俳句大会と異なるのは、5人1組のチームで参加すること。また、議論による俳句の鑑賞力を競うところです。
試合は赤白に分かれ対戦します。各チーム一句ずつ披露し、それぞれ制限時間内に質疑応答を行います。
両方の句に対して議論が終了すると、複数の審査員が旗を揚げ判定を行い勝敗を決めます。
判定は、俳句の「作品点」と「鑑賞点」とを合計した点で行います。
俳句甲子園の試合は「作品点」と「鑑賞点」とで競います。「作品点」は俳句の出来、「鑑賞点」は議論の内容を評価します。
議論は赤白チームそれぞれの俳句に対して、質疑応答の形式で行います。
俳句の基本的な知識に基づいて、議論を展開できたチームが有利となります。
こんな風に商店街(大街道)の中で行われています。
もし運よく見かけた際は、俳句だけでなく議論もお聞きになってみてください。