松山観光ガイドその49~伊予絣(いよかすり)~
松山観光ボランティアガイド江藤です。
それでは、松山のガイドに戻りましょう。
伊予絣(かすり)
古くは日本3大かすり(久留米絣、備後絣、伊予絣)の一つに数えられた着物の織物です。
江戸時代の中期、松山生まれの鍵谷カナが考案した織物が始まりで、その後菊屋新助が考案した織物機で効率が上がるようになり、柄も複雑になり、美しい織物に変化していきました。
明治の中頃には全国の絣生産量の約25%を占め全国一になりました。
伊予絣の特徴は木綿の生地に紺と白の文様が幾何学的文様や絵文様で、間隔が広く線が太いので華やかでお洒落な着物になると言われています。
藍染の技術も加わって着物としての利用だけではなく、小物やインテリア雑貨としても人気があり、現代ではカバンや帽子、マフラーなど高級品の扱いになっています。
松山市の伊予絣会館では伊予絣の歴史的変遷の資料を展示しており、織り機や藍染の実演なども見学できます。
道後温泉の商店街でも売っています。
チョンミョンソク先生の箴言
あなたは勤しんであなたの行くべき道だけを行きなさい。
そして無念なことがあれば祈りなさい。