松山観光ガイドその23~四国名城松山城(7)三連門~
松山観光ボランティアガイド江藤です。
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戸無門(となしもん)、筒井門(つついもん)、隠門(かくれもん)の3つの門が
連なって敵の侵入を防ぐ構造になっており、それぞれの門に役割が有ります。
戸無し門はその名の通り扉のない門で、本来扉があってこそ門なのに、わざわざ扉のない門を作ってあります。
ご覧の通り全く戸がありません。
これは敵が攻めてきたときに、敵を呼び込むために扉のない門で誘導している訳です。
敵としてはこれ幸いに攻め込むことが出来るが、すぐ隣にこの松山城で一番大きな筒井門があり、常時門が閉められていて敵は行き止まりの袋小路にはいってしまいます。
これが筒井門です。現在は観光客の皆さまが通れるように常時開いていますが、
当時この門は常時閉められていました。
このとき進入路からは見えないように作られている隠れ門から中の守備隊が扉を開けて出てきて袋小路の敵を全滅しようという作戦で三連門が作られている訳です。
こちらが隠門です。ちょっと奥まったところにあるので、確かに敵にも見つかりにくいですね。
ところで、この門の両側の柱をよくご覧ください。片方は400年前のまま、片方は4年前に修復されたものです(^^;;
見た目そっくりにしてありますが・・・触ってみると一発で分かります。
是非、実際に触って確認してみてください。
こちらは、筒井門の扉です。
大きく立派な扉ですが、一枚板で作られています。
戦後、不審火で焼けてしまった為に復元されたものですが、その当時皇居建て替えの
為に育てられていた木が使われたといいます。
皇居の建て替えが必要になった時にどうするのか・・・私はちょっと心配しています。
チョンミョンソク先生の箴言
お金よりももっと貴重なものは「時間」だ。
<時間>があってこそ、「お金」も稼ぎ、「成功」もする。
<時間>があってこそ、「稼いだお金」も使い、「名誉」も享受する。
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