松山観光ガイドその12~道後温泉本館・北側正面~
松山観光ボランティアガイド江藤です。
前回記事はこちらです。
じつはこの道後温泉本館3階建ての建物の正面はこちら側です。
この建物は正確には4階建てです。屋根の上の塔屋に「振鷺閣」という太鼓台があって
その上には伝説になっているシラサギがこちらを向いてとまっています。
この太鼓台の周りには赤いガラスの窓がありギヤマンの窓と呼ばれています。
今でも毎日6:00、12:00、18:00にはこの太鼓を響かせて時を告げています。
ちなみに、太鼓を叩くのは松山市の職員です。
3階は個室の休憩室になっており、2階は共同休憩室、1階は更衣室と浴室になっています。
1階には3つの唐破風の玄関があり、建てた当初は昔のしきたりに従い
左から武士・僧侶用の入口、真ん中は女子の入口、右側は一般男子の入口に分かれていました。
建てられてからしばらくして商店街ができ人々は西側入口から入館するようになり、
正面入り口は使われなくなり、閉め切ってから100年以上になります。
美しくレトロな建物ですがこの本館は当時近代和風建築のハイカラなものでした。
建築にあたって当時の町長・伊佐庭如矢が大工棟梁・坂本又八郎に命じて
100年後にも栄えるものにしようと命じて建てたものです。
北側正面から見ると全体としてジブリ映画「千と千尋の神かくし」に出てくる湯屋の場面を彷彿としますね。
どうでしょうか・・・?
チョンミョンソク先生の箴言
一つ二つのことをしたからといって成功するのではない。
それに該当する全てのことを全部行ってはじめて成功する。