「チョンミョンソク先生」との出会い~その3~
松山観光ボランティアガイド江藤です。
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5日目は先生が修了式をやるからあなたも出なさいとおっしゃいました。
芝生の下の方に大きな舞台が組まれ、芝生に大勢の人が次々に集まり、講義がはじまりました。舞台で先生が大きく掲げられた絵を次々に見せながら、
詳しい説明をしてくださいました。私は韓国語はまったく解らないので、先生が予め通訳者を3人手配して下さり、交代で通訳してもらいました。
講義が始まったのは昼の12時半で終わったのは夜の8時半でしたが、
この間先生は一度も休憩されずぶっ通しで熱く語って下さいました。
今振り返ると、私はこの時に先生の偉大さが身の染みて分かり、
この講義を聞いて自分の考えががらりと変わったように思います。
6日目の朝、先生にご挨拶に行くと、近くにいる人を呼んでお金を渡し、人参市場に
連れていって高麗人参を買ってあげるようにとおっしゃいました
(月明洞一帯は高麗人参の産地としてとても有名な場所です)。
市場に着くと、そのメンバーが、沢山あるお店の中で6年物の人参を扱っている店に入って値切りました。文化も言葉もよくわからない私にとっては、まるでけんか腰の交渉に見えもしたのですが(笑)、そこで値切り、また他の店に入って値切りして、こんなに沢山人参をどうやって持って帰るだろうというほど買ってくれました。その日は先生が外出なさっていたので、お礼を言うことが出来ずソウルに向かいました。
7日目、ソウルから松山に帰りましたが、高麗人参も無事に持ち帰ることができました。
家に戻ってから、先生の気配りとご配慮に本当に感動しました。
そして無事に帰って来られたこと、たくさんのお土産を持たせて下さったこと、
たくさんのよい思い出を下さり、何よりも、心を覆すような御言葉を下さったことなど、先生にお礼の申し上げようもない位です。
一方、娘を取り返すという当初の目的などまったく忘れてしまっていました。
ミイラ取りがミイラになり、私の人生が一変してしまいました。
私はチョンミョンソク先生と出会い、今日まで信仰生活をしてこられたことを誇りに
思います。
そして、これからも先生を師と仰ぎ、しっかり生きていきたいと思います。
月明洞にはたくさんの松の木が植えられています。
先生が直接植えられた木もたくさんあります。
春になると、つつじがきれいに咲きます。
チョンミョンソク先生の箴言
月明洞も最初は「神様がご覧になる最高の位置と環境」だと知らなかった。
最高に労苦して開発してから見たら、「最高の場所」だった。
月明洞は奇岩絶壁でもなく、渓谷に水が流れる所でもないので、
ただ外見だけを見たら、「天下の名所」のように見えない。
しかし神様は「最高によい所」だとおっしゃって、
月明洞を選んで「1000年間歴史を広げる神様の宮」に作られ、「地上の神様の御座」としておかれた。
ただ見たら分からないけれども、「さまざまな特性の形象を備えた、御心のある所」だ。